引き続き~
18番 保昌山(ほうしょうやま)
この山は一つだけ少し離れたところに建てられています。
丹後守平井保昌と和泉式部の恋の物語が由来となっています。
保昌は恋をしている和泉式部から、私の事が好きというなら紫宸殿の紅梅を手折ってきてくださいという難題を言われたので、保昌は紫宸殿に忍び込み、紅梅を手にいれましたが見つかってしまい、傷を負いながらも、無事に和泉式部の元に紅梅を持ち帰りました。そして保昌は恋する和泉式部を妻に迎えることが出来たという、めでたし、めでたしなお話です。
やるな~和泉式部。さすが恋多き女性。
やっぱり男の人は、簡単に手に入らない女性っていう方が更に燃えるのでしょうかね~~なんて、、、
命を懸けて行動した保昌の本気の愛が伝わったんですね!
保昌山は明治維新までは「花盗人山」と呼ばれていました。
この二人の恋物語にちなみ、「縁結び」のお守りが授与され、人気です!
お守りや粽には梅の花がデザインされていて可愛いですよ💗
人気で売り切れもあるので、手に入れたい人はお早めに~
19番目、郭巨山(かっきょやま)
中国の史話、郭巨釜掘りの故事にちなんで作られました。
別名「釜掘り山」
郭巨の家は貧しく、妻と老母を養うのが精一杯の暮らしでした。
やがて産まれた子供が3歳になると、食べ盛りの可愛い孫のため、郭巨の母は自分の食べ物を孫に分け与えるようになり、痩せ細っていきました。
このままでは母の命が危ないと考えた末、郭巨は「子供は再び得ることができるが、親は得ることはできない」と妻に語り、老母の食事を減らさないようにと、我が子を土に埋め、母の命を守ることを決意しました。
そして郭巨が穴を掘っていたところ、土の中から黄金の釜が現われ、中に「天、孝子郭巨に賜う」と書かれていました。
天が郭巨の親孝行な心を賞で、黄金の釜を与えたのです。
そして郭巨は子供と共に老母に孝行を尽くしたというお話です。
このお話、なかなかすごいですね。天が黄金の釜を与えてくれて本当に良かった、、、。